今回は、フランスの軍医ジャン・バルネについて。第二次世界大戦のドイツ戦線に従軍し、その後のインドシナ戦争において、精油や精油から作った薬剤を用いて負傷者の治療を行い効果をあげました。
彼は抗生物質の使用に懐疑的であり、その後も精油の治療効果の研究を重ね、軍籍を離れた後の1964年、『AROMATHERAPIE(植物=芳香療法)』という書物を著します。彼は「役に立つこと」「科学的領域にとどまること」に重きをおき、同業の医師や薬剤師たちなどへも理解を求め、アロマテラピーの啓蒙に尽くしました。
これらの彼の活躍によって、当時抗生物質の一般化により落ち込みかけていた世間のアロマテラピーへの関心を、再び取り戻すことができたと言われています。
そんなアロマ歴史上超重要なジャン・バルネの書物。過去には翻訳されて日本でも販売されていたのですが、、どうやら絶版になってしまっているようで(ネットの情報によるとなんだか色々事情があるようです…)、超レア書籍と化しています。
ちなみに「週刊 ジャン・バルネ博士の芳香療法」というラジオ?音声にて、本書の内容が語られているのですが、独特の喋りで結構面白いのでおすすめです^^
・軍医として精油を用いて負傷者の治療を行った
・『AROMATHERAPIE(植物=芳香療法)』を書いた