彼は歴史上もっとも有名な博物学者です。博物学とは、簡潔に言うと「自然について研究する学問」。彼は動植物の生態や、天文学、地理学など、この世のありとあらゆる自然に関する知識を網羅した百科全書『博物誌』（全37巻）を著しました。彼の人並外れた好奇心、研究心により生み出されたこの博物誌は、当時の自然に関する知識や情報の集大成とされています。
これは余談ですが、この書にはプリニウス本人が見聞きした情報ではないものも多々記されており、なにやら怪物に関する情報も載っているとか。（ドラゴン、ユニコーン、ペガサスなどおなじみの怪物も。）こういった非科学的な内容も含むユニークな百科全書『博物誌』は、博物学だけでなく幻想文学にも影響を与えたと言われています。
また、阿部寛さん主演で映画化され、ご存知の方も多いと思われる古代ローマの”お風呂”を舞台とした漫画『テルマエロマエ』。この作者である漫画家ヤマザキマリさん、実はプリニウスを主役とした『プリニウス』という漫画も描いているんです！本のキャッチコピーが「どうしても、この男が描きかった」。う〜ん気になる。笑 わたしもまだ読んではいませんが、興味のある方は是非＾＾
・自然に関する知識や情報を網羅した『博物誌』を著した
