そんなこんなで、はじめての心療内科へ。
これは完全に偏見ですが、、こういうところには見るからに病んでいそうな人が来ていて、院内もなんだか薄暗いようなイメージがありました。
ですが実際に行ってみると、来ているのは見るからに普通な人ばかりで(同じ歳くらいの女性や中年男性など性別年齢もさまざま)院内はむしろ今まで行った他の病院よりも明るく穏やかな空気に包まれていました。
心療内科では医者の診察に加え、カウンセラーによるカウンセリングもありました。
カウンセリングは初めての経験でしたが、とても親身に話を聞いてもらえるのでそれだけでかなり気持ちが楽になりました。話している途中で思わず涙が…。元々大きなストレスを抱えていたわけではない私でしたが、誰にも相談できない、よくわからない体の不調というのは、それだけでかなりのストレスになっていたようです。
診察ではまずはゆっくり休むように言われ、軽い安定剤と睡眠導入剤、そして体質改善用の漢方を処方してもらいました。
具体的な処方はうろ覚えですがデパス、ドグマチール、マイスリー、半夏厚朴湯だったと思います。
「た、助かった…」
薬をもらえた安心感といったらもうそれは半端なかったです。まさに砂漠のオアシス。
精神系の薬は依存性が〜とかいろいろネガティブな情報も知っていたけど、この時はとにかく症状を少しでも抑えたい!というか眠りたい!!!という想いが強く、背に腹は変えられませんでした。
そしてその後、他にもさまざまな薬を試し、病院も変えたりしながら、心療内科にはだいたい3年くらいお世話になりました。
ただ、結局薬は効いたのかというと…
少し不安が軽くなり、眠りやすくなったくらいで、その他の不調に劇的な効果はありませんでした。そして、副作用が出たり、断薬する時少し大変な薬も中にはありました。今はもう薬は飲んでいません。(この話はまた追って…)
それでも”いざという時は薬がある”という状況は、底知れぬ不安を確実に軽くしてくれました。中にはネガティブな情報だけに目を向け、精神系の薬は絶対に飲まないで!!!という人もいますが、私個人の意見としては
本当に辛い時は迷わず使って!!
です。
私は両親がこの手の薬に対して否定的だったのもあり、薬を飲むことに強い罪悪感を感じていました。症状も辛いのに、薬を飲むと自分の弱さにひどく落ち込む…。そんなことを繰り返していたら、良くなるどころかどんどん気持ちが沈んでいってしまいました。
ここら辺の話はまた別の機会にもしようと思いますが、自分を責めるという行為は思っている以上に心身にダメージを与えます。もし薬を飲んで少しでも楽になるのであれば辛い時は自分を責めず、薬に頼ることも必要だと思います。そして用法用量を守っていれば、薬をやめることもちゃんとできます。
…と、
ちょっと話が逸れましたが、体調を崩してから現在に至るまでの経緯はざっとこんな感じになります。
次回からは、実際にどのようなことを試し効果があったかなど、自律神経による不調についてのより詳しい話をしていきたいと思います。